野山や庭先で見かけるユキノシタ。
肥料を与えなくても育ち、多年生で勝手に増えてくれる植物です。また根が浅いこともあり、その他の植物よりも扱いやいのが特徴。
ユキノシタという植物を知ったのは今から8年前。当時ユキノシタを活用する方法を考えていたのですが、結局採取することのないままでした。
今年は8年の時を経て、というと大袈裟ですがユキノシタを食べてみたお話をしてみようと思います。
ユキノシタ
ユキノシタは繁殖力が強いといわれていますが、この8年同じ場所のユキノシタを見ている感覚からいうと、その他の野草・薬草に比べて増え方は緩やかです。
私がユキノシタの存在を知るずっと前からそのユキノシタはそこにあったのですが、私以外に興味を持っている者はおらず、抜き取られることもないまま同じ場所で育っています。
そのわりには勢力範囲を広げるのに時間が掛かっている印象です。
植える場所、地質や日の当たり具合によっては一概に繁殖力が強いとは言えないのではないか?というのが個人的な感想です。
これについては、今年我が家に一部移植を行ったので、今後の経過などもお伝えしていけたらと考えています。
天ぷらで食べる
他の植物に押され気味ではありますが、毎年この右側のエリアでチョロチョロと増えています。
さすがに雨どいのそばのものを食べる気にはなれないので、右側エリアの柔らかい葉を採取します。
水でよく洗い、土を落とします。
衣(小麦粉と冷水)を絡めて、葉の裏側から揚げました。
裏側がカラッと揚がったら、表面を揚げて出来上がりです。
塩を振りかけて食べてみました。第一の感想は、サッパリとした天ぷら。
塩味が感じられるだけで、ユキノシタとはこんな味です、と特徴を捉えづらいものがありました。
クセもエグみもなく、食べやすい野草です。また、産毛が食べた時にどうなるのかも気になっていましたが、産毛の存在も感じられないほどです。
天ぷらなので、これ一品でも立派なおかずになりました。
まとめ
初めて食べてみたユキノシタの天ぷらは、サッパリとした食べやすいものでした。
調理する上での下処理も必要なく、手軽に食すことの出来るユキノシタ。
今後、新芽の季節にはユキノシタの天ぷらが食卓に並ぶことになりそうです。
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