もうだいぶ前の事になりますが、庭のレースラベンダーの種採りをしてみました。
ほんの数年前までラベンダー苗といえば、ほんの短期間店頭に並ぶレースラベンダーと、どこかが品種開発した新しいラベンダーをほんの少し見かける程度。
今ではどこへ行っても見かけるほどにラベンダー苗が定着し、また続々と新しい品種も出てきている様に感じます。
無事我が家の花壇に根付いたレースラベンダー。花期も終わろうとしていたので、切り戻しも兼ねて種採りをしました。
種採りのタイミング
たしか1度目は、まだ花が終わりかけの状態で種採りに臨んだため、まだ種が出来ていなかったと記憶しています。
花が終わったものもあれば、まだ咲いているものもある状態。種が取れたらいいな、と軽い気持ちで適当に花穂を切ってみました。
花が終わったら勝手に種が出来ているだろうと思っていましたが、気が早すぎるとダメですね。初回は乾燥も甘く、種はほんの少ししか採れませんでした。
花穂が黄緑から茶に変わってからが良いでしょう。
種採りリベンジ
しばらく経ったのち再挑戦してみます。
今度は全体的に花が終わりをむかえていたので、切り戻しを兼ねての種採りです。
花茎の付け根を刈り取っていきます。ドライフラワーにする場合は長さを揃えた方が良いのでしょうが、今回は種採りが目的なので長さはバラバラです。
乾燥
麻ヒモで結んで逆さに吊るし乾燥。竹の支柱に引っ掛けていただけだったので、何度も風に飛ばされ落下していました。風の強い日にはヒモが外れ、ミニ菜園の土の上に落ちていたことも。
天日で一気に乾かしてしまえば良いと思っていましたが、落下して水がついたり雨に当たってしまっては元も子もありません。
軒下に移動させ、日陰干しに変えました。ここでも再びヒモから抜けて落下。縛る時は輪ゴムを使うなどすれば良かったと思いました。
乾燥が終了
なかなか乾燥が進まないことでややどうでも良くなり、しばらく放置。
だいぶ時間が経った頃に確認すると、しっかり乾燥していました。花の種採りは地味な作業で時間も掛かるので、やる気とタイミングを逃すとなかなか先に進みません。
レースラベンダーの種採り
束を揺らしたり指で花穂を解しながらガクを落としていきます。
飛び散ると片付けが大変なので、紙などを広げて作業します。新聞紙でも良いですが、種採りの際は白いコピー用紙やキッチンペーパーの方が見やすくてオススメです。
ガク割ってみると種が出来ているのが確認出来ました。ゴマよりも小さい種。
解せば簡単に種がこぼれ落ちる花もありますが、レースラベンダーはそう簡単にはいきませんでした。
この種はしっかり色付いています。薄い茶色は未熟な種、濃い茶色は完成した種なのかな?と勝手に思いながら種を集めていきます。
中には種が入っていないものもありました。これらはまだ花冠がついた状態。花が終わったばかりで種を作るまでには至っていなかったものです。
採れた種
2023年のレースラベンダーから採取した種は72粒となりました。他の花穂からも採取すればもっと多く採れたでしょう。
現在のところ花壇に根付いた親株も現役なので心配はいりませんが、もしも枯れてしまうような事があればこの種で復活を試みたいです。
まとめ
レースラベンダーの種採りは、風と闘いながら時間を掛け終了しました。
今回種採りをしてガクを剥きながら感じたことは、これだけしっかりガクに守られていたらなかなか土に根付かないだろうなということ。
レースラベンダー以前から植えているフレンチラベンダーや、これまでのレースラベンダーをみるに、ラベンダーは枯れたあとのこぼれ種から自然発芽はしないのでは?と思いました。
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