園芸店へ行くと、花の苗と並んで沢山のカラーリーフが販売されています。
【カラーリーフプランツ】とは、葉そのものを楽しむ植物。
色や模様が多種多様で、これの有り無しでお庭の印象が全く違ってきます。
我が家の花壇を彩るカラーリーフのシロタエギク(白妙菊)。
6月初旬、このシロタエギクの種とりをするはずだったのですが、現在タネは手元にありません。
何故なのか?
種とりのシミュレーションをしながら[シロタエギク 増やし方]と検索をしたところ、“シロタエギクは挿し木で増やすことが出来ます”という検索結果を目にしてしまったのです。
【挿し木で増やすことが出来ます】=【種が出来ない】と早とちりをした私。
最近になり改めてシロタエギクについて調べていると、普通に種が販売されていることを知りました。
もう捨てちゃったよ、と肩透かしをくらい自分の早計さを反省。
ここをご覧いただいた方は、お宝をみすみす捨ててしまわないようにしてくださいね。(私にとって種はお宝)
シロタエギク
学名 | Senecio cineraria、Cineraria maritima |
和名 | 白妙菊・シロタエギク |
英名 | dusty miller(ダスティーミラー) |
科 | キク科 |
属 | ヤコバエア属 |
原産地 | 地中海沿岸 |
分類 | 多年草 |
草丈 | 20cm〜60cm |
開花期 | 4月〜6月説と6月〜9月説あり(我が家では5月) |
花色 | 黄色 |
耐暑性 | 普通 |
耐寒性 | 強め |
増やし方 | 挿し木・種蒔き |
花言葉 | あなたを支える |
手入れ | 切り戻し |
「白妙菊」と呼ぶとお仏壇や墓参りのイメージを持ちますが、白または銀色のヨーロピアンな葉の雰囲気から(どんなだ?)、英名「ダスティーミラー」の方がしっくりくる、そんな風に感じます。
しかし、ダスティーミラーとは「埃まみれの粉屋」という意味だそうで、まあ分からなくもないけれど埃まみれとは失礼な名前を付けられたものです。
おつとめ品のシロタエギク
2021年、破格の値段になっていた[おつとめ品]の寄植え。
この鉢から移植したシロタエギクが、今ではかなりの存在感を放っています。
昨年の夏には通路を塞いでしまうほど成長。しばらく放置していましたが、姿形があまりにも崩れきたので大きく切り戻しを行いました。
伸びすぎると重さに耐えきれず、外周の茎が横に倒れるように広がっていきます。切り戻しを行っても新しい葉が出てくるので、時期をみながら剪定すると良いでしょう。
開花
このシロタエギクの花、2023年5月末頃に開花したものです。
シルバーリーフも美しいですが、粉がかった花托と黄色のコントラストも美しい。
シロタエギクの魅力は【その他の色を最大限に引き出す】、そこにあるように思います。けっして出しゃばらないけれど、居てくれるとそこがしまる、アートになる。
名脇役俳優のような、縁の下の力持ちのような、花言葉の「あなたを支える」も納得のシロタエギク。
花を咲かせると株が弱るという情報もありますので、咲かせるかどうかはお好みで。
木質化
2021年の購入から2年。伸びに伸びた枝の一部が木質化していました。
開花の時点からグラグラして怪しかったのですが、倒れた枝を戻そうとした時にポキっと折れました。
種とり
種とりをするつもりでいたので、花が完全に枯れるまで待ちます。
猛暑が続いているとはいえ、まだ春の終わり。枯れて種が出来るまでは時間を要します。
先立ってこの枯れた枝の花を見てみることに。
綿毛の下の方に種と思わしきものがありました。
ここで、冒頭に書いた[シロタエギク 増やし方]を検索し、種が出来ないと勘違いしたのでした。
※ちなみに、既に折れてしまった茎は種を作る力がないので、このまま枯れるのを待ったところで種はできないのでした。
さいごに
挿し木でも種蒔きでも増やすことの出来るシロタエギク。
種をとって自家製シロタエギクを育てれば、もっとシロタエギクを好きになりそうです。
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