ドライレモンの作り方と失敗談

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地球とあそぶ

昨年の2月22日。国産のレモンが買えたのでドライレモンを作ることにしました。

産直所を回りながら無農薬の国産レモンを探していたのですが、無農薬と書いてあるものはどこにも並んでいません。

見るからに綺麗な物はそうではないのだろうし、ボコボコ見てくれの悪いものは無農薬っぽい。

産直所の店員さんに聞いたところで分からないでしょうから、国産だというところで妥協し綺麗なものを買ってきました。

国産レモンには防カビ剤は使われていないが、農薬が使用されていないとは限らないのだとか。

農薬を落とす方法は色々とある様ですが、初めてのドライレモン作りなのでよく分からず。ボウルの中で洗うだけにしました。

調べてみますと、洗って沸騰させたり重曹を使う方法などが紹介されています。

皮を切り離したら細切りにしていきます。

今回は輪切りのドライレモンではなく、細切りのドライレモン作り。

使い途は、レモンティー、ドレッシングなど色々。酸味がほしい時にサッと使えるものを目指しています。

どうしたら切りやすいか、良い形になるかと試してみました。

この切り方では形が不揃いになるので却下。実は輪切りにして使えるのでその点では良いです。

形を揃えるなら、こうして一度串切りにしてから皮を削ぐのが良いと分かりました。

ただし、手や空気が触れる面が多くなるので、切ったあとの果肉は足が早くなると思います。

切り終わったレモン皮をザルに乗せ、水気を落とします。だいたい想像していたような形に切り揃えることができました。

日なたで一気に乾かすつもりですが、季節は冬。あまり分厚く切ると乾燥に時間がかかりそうですが、レモンの皮はそんなに厚みがないので削ぐのは難しいです。

今回はワタも活用することにしました。

ネットに入れて天日干し。時々ネットを振り、重なっている部分を平坦にします。

水分が抜けきるまでじっと待ちます。しかし、いくら冬とはいえ、思った以上に乾燥に時間が掛かりました。

干してから14日、ようやくドライレモンの完成です。

綺麗な三日月形は跡形もなくなり、縮れて切り干し大根みたいに。ケーキのトッピングに使う場合は、これではちょっと華やかさがないですね。

乾燥剤のシリカゲルと共に瓶に入れて保管。その後、紅茶に入れたり、小さく刻んでサラダに混ぜたり。

ドライレモンがあると便利だわと思っていましたが、あんなにしっかり乾燥させたのに替えても替えても次第に赤くなるシリカゲル。

瓶の中の空気中の水分なのか、レモンの水分なのか。

シリカゲルを交換することも、レモン皮を使うことも無くなっていた2024年の春。

見て見ぬ振りをしていた瓶の中の皮には緑のカビが生えていました。

我が家は熱気が異常にこもり、冷暗所と呼べるような場所がありません。熱気で蒸されたキッチンに置かれたその瓶は、きっととんでもなく高温になっていたことでしょう。

我が家のように冷暗所のない家では、ジッパー袋に入れて冷凍する方が良かったかもしれないと思いました。

どんなに乾燥がうまくいっても保管で失敗すれば台無し。ドライ物作りは保管が難しいと悟り、2024年は手を出しませんでした。

天日が1番、自然の力が1番だと思っていましたが、フードプロセッサーが欲しくなったりしています。

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