ガーデニング・家庭菜園に本腰を入れて取り組んだ2023年。
花壇の1つをミニ菜園に転換し、苗の購入から種まき、そして様々な植物の挿し木・挿し芽にまで手を広げていきました。
「手がかかる子ほど可愛い」という言葉があるように、いちから育てる植物には購入苗とは違った情がわくもの。
そうこうしていると軒下が育苗ポットやセルトレイで埋め尽くされ、ガーデニングと菜園がメインなのか、育苗がメインなのか分からない状態に。
植物に限らずなんでもそうですが、沼にハマると引き際が分からなくなるものです。(飽きっぽい私が今年は長いこと1つの事に熱中していました)
もはや小規模の育苗家の域に片足突っ込みそうな状態。
育てるのは楽しいものですが「汚部屋」ならぬ「汚庭」になりつつあったので、ガーデンラック(種苗棚)を置いて軒下を整理することにしました。
温室が欲しい
冬場の事も考えて温室が欲しかったのですが、温室ならなんでも良いというわけでもなく、好みのデザインをと思うと予算的に手が出ません。
また、スペースを要することや、ますます後戻り出来ない感が出てしまうので、温室を置くことはいったん脇に置くことに。
ホームセンターで見かけるものは緑のフレーム(ワイヤー)がほとんどですが、ネットショップには黒フレームのデザイン性のあるものやカバーの形状など種類も豊富です。
一度購入すれば滅多に買い替える物ではないからこそ、購入には慎重になりたいところ。
安くガーデンラックを設置するには
出来るだけ安くガーデンラックを置くにはどうしたら良いだろう?と考えてみました。
※屋外に置くことを想定(雨風に当たる)
- 【メリット】
- デザイン性のある自分好みのものを作れる
- 植物との相性が良い
- 【デメリット】
- 木材の費用が高い
- いずれ腐ったりカビがはえる
- 防カビや防腐処理に費用と手間がかかる
- シロアリを発生させる恐れがある
- メリット
- サイズ展開が豊富
- 種苗だけでなくプランターや鉢、ガーデニング用品も置ける
- 安定感があるので転倒の心配が少ない
- 錆びたときボロボロ感が出にくい
- デメリット
- ガーデンラックを買うのと変わらない価格になる
- パーツがそれぞれ重たいので、移動や処分するときが大変
- メリット
- 簡単に作ることが出来る
- 通気性が良い
- デメリット
- 耐荷重が小さい
- カビや腐れが起きる
- 良いサイズと厚みの物は100均には売っていない
- メリット
- 価格が手頃
- 小ぶりなので圧迫感がない
- 台風時や冬場は室内や玄関に移動できるサイズ感
- キャスターをつければ移動が楽
- デメリット
- 小さい
- ガーデン専用品ではないので機能するか未知
ダイソーのジョイントラックを代用
この先も継続して育苗をするのか分からなかったので、ダイソーのジョイントラックで3段のガーデンラックを作ることにしました。
用意したもの
【用意したもの】
・転び止め棚 4枚 (各330円)
・固定用具 4袋 (各110円)
・ポール 4本 (各110円)
・延長ポール 8本 (各110円)
・キャスター 4個 (各110円)
合計 3520円
作り方
ダイソージョイントラック黒を使用し、3段ラックを製作
最下段
何段であろうが最下段はこのポールを使用する事になるので、購入時は注意します。
このジョイントラック用ポールにジョイントをセット。
ジョイントは棚数×4個を用意。
棚とポールを接続する為に必要です。
矢印の先が上にくるようにジョイントをかみ合わせます。
4本ともジョイントをつけたら、棚板を通します。
裏表を間違えない様に注意。
私は購入し忘れていましたが、ゴムハンマーがあると便利です。
ポールを下から差し込むか、板を上からハメ込む。
最下段の棚板を通したところです。
ジョイントの位置がずれていたり、しっかり噛み合っていないと棚板が歪みます。横から平行具合を確認し、微調整を行います。
上段を接続
ここから先は上段を作っていきます。
上段のポールは「延長ポール」を使用。最下段用ポールとは別商品になります。
先ほど棚板を取り付けた最下段用ポールの上部のキャップを取り外します。
この空洞に延長ポールを接続。
ポールを回してネジ部をハメ込みます。
最下段用ポールとの繋ぎ目にジョイントをセット。
最下段の時と同じ要領で棚板を通していきます。
《注意》最上部のキャップは外しません。外してしまうとポール内に水が入り込んで大変なことに。
キャスターを取り付け
キャスターを取り付けて移動しやすいようにします。(移動の予定がなければ必要ありません)
最下段用のポール底に、ネジ式の滑り止めがついています。これを取り外し、キャスターに付け替え。
固定式に戻したくなった時のために、先ほど外した滑り止めは保管しておきます。
完成したガーデンラック(種苗棚)
3段のガーデンラックが完成しました。
最上部の棚板の上にも物を置く事ができるので、実質4段棚になります。
棚板だけは1枚330円ですが、やはり百円均一商品。家具・インテリア商品のラックに比べると全体的に華奢で弱々しさは否めませんが、逆にその線の細さが控えめで良いかもしれません。
さすがに軒下に置いていたもの全てを乗せる事は出来ませんでしたが、平置きから縦置きに変える事で足の踏み場が生まれました。
台風時の移動にも、このサイズ感とキャスターが活躍しそうです。
ダイソージョイントラックを代用する場合のデメリット
以下が、購入後に分かったデメリットとなります。(※ダイソージョイントラックをガーデンラックとして代用する際のデメリット)
- 鉄製なので水やりには本来適さない
- 高さがないことによる弊害
- 成長後の苗を置くには限界がある
- 陰になる部分が出てくる
- 水やりがしにくい
軒下での使用ですが、水やりはホースでジャバジャバ。そのため、所々にサビが出て来ました。
ポール高24cmとはいえ、ポットを置くとさほど余白がありません。縦に成長する植物には不向きといえるでしょう。
また、階段式のガーデンラックと違いどうしても陰になる箇所が出て来ます。日当たりの良さを好む植物や、これから大きくなろうとしている種まきポットには良い環境とはいえません。
高さに余裕がないことで、水やりもやりにくい事が分かりました。
向いている植物や使い方
屋外使用や種苗棚としてはデメリットの方が多く見られましたが、向いている植物や使い方を考えてみました。
- 室内使用
- 観葉植物や多肉植物(最上段に背の高いもの/下段には背の低いものや蔦系)
- 水やりはジョウロではなく水差し
- 鉢底穴のあるものは鉢トレイを使用
- 室内置きでガーデングッズ収納棚
なるべく水に濡れない様にし、背の低い植物専用にすれば植物棚として大活躍してくれそうです。
さいごに
ダイソーのジョイントラックをガーデンラック(種苗棚)として代用するにはやや無理がありましたが、使い方次第では良い植物棚になるかと思います。
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