今年に入り【モリンガ】という植物の存在を知りました。どうやらそのモリンガ、とんでもないパワーを秘めた植物だとか。
意識しながら買い物をしていると、【モリンガ茶】が販売されているのを目にするように。
まだモリンガを口にした事はないのですが、どうせなら自家栽培してみよう!ということで、種蒔きをしてみました。
あまり期待はしていなかったものの、モリンガ種の発芽の早さに驚き!
あわせて赤玉土と配合土、発芽に適したのはどちらか比較も行ってみました。
モリンガ
北インド、インド北西部が原産地となっているモリンガ。日本での栽培情報や日本語での情報はまだ少ない印象です。(健康食品としての情報は沢山ありました)
植物メインの当ブログとしては、植物としてのモリンガ情報は把握しておきたいところ。
モリンガについてまとめてみましたので参考までに(間違いがあればお知らせください)
学名 | Moringa oleifera LAM. (M. pterygosperma) |
目 | ケシ |
科 | ワサビノキ |
属 | ワサビノキ |
別名 | Horse-radish tree Ben nut Malungai(タガログ語) Sanjanaa(ヒンズー語) ドラムスティックツリー |
樹高 | 10m〜20m |
原産地 | インド北西部 |
種蒔き | 5月以降(気温20℃以上) |
開花期 | 8月 |
特徴 | 乾燥に強く、水分過多は✕ |
モリンガは種、幹、枝、葉、花、根、と全ての部分に利用価値があり、50種類以上もしくは90種類以上の豊富な栄養素を含んでいる樹木とのこと。
有する栄養素がそれぞれランキング1位を総なめするほど、栄養成分に優れたスーパーフードだと言われています。
そのため、「ミラクルツリー(奇跡の木)」、「薬箱の木」、「生命の木」とも呼ばれているのだそう。
モリンガの種
今回種蒔きするにあたり、種探しから始めました。モリンガ、園芸店に行っても種は売ってないのですね。
近年になり日本でも栽培されるようになったモリンガ。現在日本では種採取にまで至っていないようです。
ネットで購入することになったのですが、輸入頼りだからか?健康食品扱いだからか?花や野菜の種と違い割高です。ピンキリではありますが、どの種を買うか決められず購入まで1ヶ月以上を要しました。
うだうだ迷っていては始まらないので、とりあえず手頃な価格のインド産の種を購入。
種まき
- 種まき日 2023年8月10日
- まいた数 8粒
事前に水に浸した方が良いのか迷いましたが、そのまま蒔くことに。
そして、どの向きで蒔くのか?どこが上でどこが下なのかよく分かりません。
回転させながら、1番安定感のある向きで置いてみました。
赤玉土か配合土か
今回は赤玉土と配合土、どちらが発芽率が良いか検証も兼ねています。
土の種類 | 内容 | 種まき数 |
赤玉土 | 小粒 | 4粒 |
配合土 | 市販の花と野菜の土 (バークたい肥/ぼら土など) 元肥なし・ph/EC調整済 | 4粒 |
冒頭にも書いたように、発芽についてあまり期待をしていませんでした。8粒植えて1つか2つ芽が出たら良いな、程度だったのでポットではなくセルトレイに蒔くことに。
セルトレイは底のある容器に入れ、水枯れがおきない仕様にして管理しました。
真夏なので水やりは毎朝行い、多い時は朝夕の2回。
驚きの早さで発芽
気長に発芽を待つつもりが、種まきから数日で芽が出てきました。
写真は種まきから9日後のものですが、蒔いてから一週間もしないうちに発芽。水やり時、あまりの早さに2度見しました。
土ごとの発芽率
先に発芽したのはトレイ上段の配合土の方。この時点で配合土2本、赤玉土2本が発芽しています。
最終的に、これ以上水やりを続けても発芽はしないだろうと判断したのが種まきから26日後の2023年9月5日。
- 赤玉土4粒中、2粒発芽
- 配合土4粒中、4粒発芽
種の良し悪しも関係していたかもしれませんが、今回の検証では配合土の方が発芽率が良い結果に。
発芽しなかった赤玉土の種を取り出してみたところ、種の下にカビが生えていました。
容器の底に水が溜まる仕様だったため、カビ菌によって種が駄目になったのか?発芽しない種にいつまでも水を与えたことによるカビ発生か?保水性の高い赤玉土単体がモリンガには合わなかったのか?気になるところではあります。
【追記】濡れた状態では青カビに見えましたが、乾燥させてみると苔のようにも見えます。
鉢へ移植
種まきから9日後、さすがにセルトレイのままでは成長が阻害されそうだったので移植。移植の際の土は【配合土+赤玉土】に統一しました。
モリンガの根は縦に伸びるそうなので、長めの鉢が良いようです。
6粒も発芽するという想定外の結果に、今度は鉢をどうしようという悩みが出てきました。とりあえず1本だけ鉢へ移し、残りは長めのポットへ。
これだけ発芽率が良いのなら、最初からポットまたは鉢に蒔けば良かったです。
さいごに
モリンガの種まきを行って驚いたのはその成長速度。種を蒔いてから芽が出るまでのスピードも早かったですが、移植後もぐんぐん成長しています。
赤玉土と配合土では配合土に軍配が上がりました。
私の中ではまだまだ未知の植物モリンガ。葉を収穫出来る日も案外アッサリ訪れるのでは?と期待しています。
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