フレンチラベンダーの剪定 枝切り鋏で太刀打ち

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我が家には花壇が3つあり、そのうちの一つを「家庭菜園の畑に変えた」という記事を以前書きました。

他の花壇はどうなっているかというと、一か所は長年の宿年草に加え、自分の好みの花を定植中。

もう一か所は2021年に更地にし、いちから作り始めました。

  • 花壇A(大)→花壇から更地にし、家庭菜園畑へ変更
  • 花壇B(中)→元々植えてあった宿年草はそのままに、空いたスペースに好みの花を植え付け
  • 花壇C(小)→更地にして1から作り直し

ラベンダーで庭を彩ることが以前からの希望だったので、フレンチラベンダーを二株植えています。

今年2023年、そのラベンダーの剪定に枝切り鋏で太刀打ちしたという話を。

ラベンダー

ラベンダーとは、シソ科ラヴァンドラ属(ラベンダー属)の木本性の植物。

ラベンダーと一言でいってもその品種は様々。

一般的にイメージするラベンダーは、北海道のラベンダー畑でゆらゆら揺れる可憐な姿ではないでしょうか。

私もそんな風景を思い浮かべながら、初めてのラベンダーを植えました。

定植後

土は元からあったものを使用。

土作りは行っておらず、肥料も使用していません。砂利混じりの排水性のいい花壇です。

定植後はゆっくりとですが背丈を伸ばしていきます。

株がしっかりしてきたことから、無事に根付いた事がうかがい知れます。

2021年当時

このあと複数の花が成長を終え、1つ枯れ、2つ枯れ、と姿を消していく中、ラベンダーは勢いを増していきます。

植付けから二年後

植付けから二年後。

このとき開花期ではないため、もはや雑草と化しているフレンチラベンダー。

可愛らしい姿が一変、強者感を漂わせています。

初めてのラベンダーがまさかこんなに立派に育つなんて、当時は想像もしていませんでした。

これは剪定未経験のラベンダーの姿ではありません。過去の剪定後、さらに大きく長く広がった姿がこれ。

枯れた茎が他の植物を飲み込みそうに、すぐ傍まで迫っています。

剪定

過去の剪定では花穂から20cm下あたりを刈り込んだのですが、もう既に木質化した範囲が広くなっており、ぬるい剪定では株にも悪影響。景観も崩してしまいます。

枯れている枝もこのままではよくないので、大掛かりな剪定を行いました。

ハサミが壊れる

とりあえず目についたハサミを手に取り、枯れた枝を挟みました。

ハサミで枝を切ろうなんて何を考えていたのか自分でも謎ですが、思いきり力を入れてハサミが壊れる始末。

次にキッチン鋏を持ち出します。またここでも謎行動です。

年季の入った切れないキッチン鋏では、刃跡がつくのが精一杯。

枝切り鋏で太刀打ち

ここへきてやっと園芸品が登場します。

最初からこうしていれば良かったのですが、思いつきませんでした。

木の剪定に使っていた枝切りバサミで、バッサリとカット。

刈り込んだもののうち、生きている部分はフローラルウォーター作りに使用するため、分けておきます。

かなり切り込みました。この剪定時期は2月。

剪定当初は、根元の風通しも良くなってスッキリしたもんだと満足気でしたが、日が経つごとにじわりじわり後悔の波が押し寄せます。

せっかくあそこまで成長していた植物を、あんなに刈り込んでしまって大丈夫だったのだろうか。成長が止まってしまったらどうしようか。

あの大きさにするには時間が必要なのに、やってしまったなあ、と。

時期的に他の花がまだ咲いていないこともあり、余計に薄っぺらくなったラベンダーの姿が虚しく。

強剪定後の姿

あれからどうなるか心配はしていましたが、春にはまた茎が広がり良い具合に花壇を彩っていました。

開花期には蜜蜂が蜜を吸いにくる姿も。

梅雨前にはほとんどが開花を終え、今度は花穂の下で剪定を行うタイミングです。

まとめ

ラベンダーの剪定は、時には丈夫な枝切り鋏が必要となることも。(または太い刃の剪定鋏)

木質化した太い枝を切るときは、ハサミを破壊しないためにも最初から専用道具を使いましょう。

ラベンダーは切り戻しや剪定を行いましょうと言われてはいますが、実際はその後に不安を抱いてなかなか思い切れないもの。

品種や栽培方法にもよるとは思いますが、ことフレンチラベンダーにおいては、我が家のフレンチラベンダーをご覧の通り、大きく剪定を行ってもその後に悪影響はなさそうであります。

大きくなりすぎたこともあり、別の場所への移植を考えたこともありましたが、剪定によってバランスを取り戻したラベンダーを見ながら、しばらくはこのままで様子をみようと思い直したりしています。

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