2月の節分のあとのこと。50粒ほどの大豆を持て余していました。
どうにか使い道はないだろうか。
そこで、年末にお豆腐屋さんからサービスでいただいた「おから」を思い出しました。
もしかしたら自分でおからが作れるのではないか?と思い、おから作りに挑戦してみることに。
どきどきソワソワしながらの初めてのおから作りは、大成功となりました。ついでに豆乳の副産物も。
豆乳は人気の飲み物ですから、豆乳を作るためにこの工程をとられる方が多いのではと思いますが、私の目的は「おから」ということで、その時の様子を書いていきます。
おから作りの下準備
今回使うのは、ほんの少量50粒ほどの大豆。
大豆を水に浸して一晩おきます。ところどころ黒いのは、節分用に炒ってある為です。
まだカチカチの硬い大豆。これがどう変わるのか。
翌日、水の色が黄色くなっていました。水を吸って、ふっくらしています。
ザルにあげ、黄色くなった水は捨てました。
大豆を撹拌
下準備を終えた大豆をミキサー(ミル)で撹拌していきます。
大豆の味を楽しみたい豆乳作りの時は、この水を捨てないで撹拌に使うと良いそうです。
我が家のミキサーには、ふりかけ等を作れるミル(小さいミキサー)が付いているので、それを使って撹拌していきます。
大豆の量がもっと多ければ、ミキサーでも良いでしょう。
新しい水を加えて2分ほど撹拌しました。目的は「おから」ですから、水も少なめです。
生呉(なまご)が出来ました。
鍋で煮る
生呉を鍋で煮ていきます。
水は少なめだったにも関わらず、撹拌後の水分量が多くてちょっと心配に。
一工程足し、茶こしに移して水分を少し減らしました。(煮たら水分はしっかり飛んだので、必要なかった作業でした。)
鍋に移し、煮ていきます。焦げないように時々かき混ぜます。
グツグツいってきました。水分もだいぶ飛んだところで火を止めます。
煮呉(にご)の完成です。
濾す作業
次は煮呉を濾していく作業です。布巾やガーゼ、茶こしで濾します。
私が使った茶こしは【HARIO】のティーポットに付属している物。
チャイ作りに使っているものは安定感がないので、これは使えるかもと思いこちらを使ってみたら大正解でした。安定感もあり、編み目も繊細で、さすがハリオの茶こしです。
スプーンで押しながら水分を押し出していきます。ここで出た液が豆乳です。
豆乳目当ての場合には撹拌時の水分をもっと増やさないと、これだけでは物足りないですね。
おからが完成
もうこれ以上は出ないだろう、というところまでスプーンで水分を押し出し、茶こしをひっくり返しました。
おからが完成。すごい、おからになっています。
おからを自作できた事もですが、あんなに少量の大豆から一食分程のおからが作れたことに驚きました。
けっこう感動しています。これがまた美しいこと。しばらく眺めていました。
自作のおからで卯の花
乾燥しいたけと一緒に、だし汁、醤油、砂糖で煮て卯の花に。
あの大豆が【おから】になり、【卯の花】になったことにまたまた感動です。
〜番外編〜ソイチャイにしてみた
煮呉の絞り液である【豆乳】を口に含んでみましたが、やはり苦手な味でした。ちまたでは人気の豆乳ですが、私は好きではありません。
せっかくとれた豆乳。このまま破棄するのも勿体ない。
当ブログでは、チャイ作りの試行錯誤の様子を綴っているので、チャイの牛乳の代わりに使ってみてはどうだろう?と思いつきました。
いつもより濃い色のチャイ【ソイチャイ】
味は、ダメダメダメ。
濃厚な豆乳が更に濃厚になり、豆の風味が鼻から口から襲ってきました。豆乳好きな人にはたまらない飲み物かもしれませんが、どうこねくり回しても豆乳は豆乳でした。
今後またおから作りをする時に備え、活用出来る方法を考えなければなりません。
大豆からおからを使っての感想
節分の余り豆だった大豆から、おからが作れたこと。それが卯の花という一品に変わったこと。
自分で色々とやってみて、上手くいくにしろ、いかないにしろ、挑戦出来たことはとても嬉しさを伴います。
そんな中でも今回は特に印象深いものでした。
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